有害金属が身体に溜まると、様々な体の不調が出てきます。
なんだか疲れやすいなぁ、抜け毛もひどいし、イライラしてばっかり。。。
もしかしたらその原因はあなたの身体の中に溜まった有害金属(有害ミネラル)が原因かもしれません。
気付かぬうちにそーっと溜まる有害金属
人間が生きていく上で必要な五大栄養素のうちのひとつにミネラルがあります。小学校の家庭科の時間で「無機質」と習ったものです。
カルシウム、亜鉛、マグネシウムなどでこれらは生きていくのに不可欠な「必須ミネラル」と呼ばれています。
でも実は同じミネラル(鉱物)の中には有害金属(有害ミネラル)も存在するのです。
その名の通り百害あって一利なし。しかも怖いのは気付かぬうちにそーっと溜まっていくところなのです。
有害金属ってたとえば何?
例えをあげるとキリがありませんが、主なものに、カドミウム、水銀、鉛、アルミニウム、ヒ素、バリウム、銀などがあります。
これらが身体に溜まりすぎてしまうと重篤な病気も発症してしまうのです。
公害問題で悪名高いものにイタイイタイ病、水俣病がありますが、それぞれイタイイタイ病はカドミウムが原因、水俣病は水銀が原因です。
またその重篤な病気に至る前にも、有害金属の蓄積は身体の中で行われる酵素反応を阻害して、様々な病気の種の活性酸素を作り出しているのです。
どうやって身体の中に入ってくるの?
もともとこの有害金属も大地や川、海に存在しています。
ということは、微量ながらも食べ物を食べることによって溜まるものもあります。
身体の中に溜まっている人が多い有害金属をいくつか紹介します。
ヒ素
微量ですがひじきに含まれています。
水銀
大型魚や深海魚の鮪やカジキ、あんこうなどには水銀が多いと言われています。特に鮪をよく食べる日本人は比較的多く溜まっているようです。
またひと昔前に歯の治療に使われていたアマルガムも水銀が入っています。
カドミウム
たばこ、排気ガスから入ってきます。
またお米にも微量含まれています。
アルミニウム
アルミ製調理器具の使用、サラサラしている加工品(インスタントコーヒーやカップスープのもと)から体内に入ります。
鉛
発色をよくするので絵の具にも入っています。昔は塗料にも含まれていました。
また古い水道管にも入っていました。
わかりやすいものをあげてみました。ご覧の通り、避けられない部分や知らないうちに摂ってしまうことが多いことに気がつくと思います。
自分で決して有害金属は摂らないぞ!と心に決めても完全に身体に入れないということはとても困難です。
有害金属デトックス
これらの有害金属を身体の外に出す方法はあるのでしょうか?
それがデトックスになります。最近美容面でよく聞く言葉ですが、体内に溜まった老廃物や毒素を排出するという意味で、美容面だけでなく有害金属の排出にも有効な方法です。
身体の外に排出されるミネラルを100%とした場合、便から75%、尿から20%、汗から3%、つめ、毛髪からそれぞれ1%ずつ排出しています。
ですから食事はデトックスを促してくれる玉ねぎやネギなどの硫化アリルを意識して摂るようにする。
そして何よりも溜め込まない。腸内環境をきれいに保ち、運動をして汗をかく。
もとより、避けることができる有害金属はなるべく入れない。
亀の歩みのようですが、有害金属もミネラルも微量の変化で体調は随分と変わってきます。
オリゴスキャン
でもそもそも自分の身体の中には必須ミネラルがどれぐらい、有害金属がどれぐらい入っているのかわからない。そんな方がほとんどだと思います。
それを知るための検査にオリゴスキャンというものがあります。
手のひらにスキャナーを当てて光の反射で計測します。メリットは今現在の状態がわかること。計測して1分もしないで結果がわかることです。
オリゴスキャンで自分の体内のミネラルと有害金属がどれぐらいあるのかを知るのが一番賢い方法かもしれません。体内のミネラルと有害金属の状態も人それぞれ違います。まずは自分の状態を見える化して、それぞれのミネラル・有害金属の過不足をきちんと確認してからの対策の方が安心、的確なのでは?
意識と食事とライフスタイル
書いてきたように、有害金属の身体への侵入を全て阻止するというのはとても難しいです。
なので第一段階としてはまず気をつけられるところ、変えられるところから変えていくのが一番です。意識を変えていくことです。
そしてデトックスもまずは食事やライフスタイルを意識して変えることから始めるのがいいでしょう。
入ったとしても自力で排出出来る体力、腸内フローラを保つ!
ここからスタートです。